基本的には面白い映画だったと思います。話は分かりやすかったし、CGも良かったですし。
ただ、ターゲットが自分(20〜30代男性)なんで、どうしても反発心というのか、があって、素直に映画に入り込むことにものすごく抵抗がありました。それに字幕が邪魔だよ。避けて見るために画面の上の方に焦点を合わせて観てたりと、なにかと集中できない事情がありました。
ここから少しネタバレになりますが、ターゲットはすっごい明確で。
日本海軍
大戦末期
綾波レイみたいな女 ・・・といった「マニアックなビジュアル的要素」に
「希望をもて」とか(最初でつまづいた)、大佐のエピソードとか、
「来世の日本人がどうこう」とかいった、「自己啓発まじりのメッセージ」でしょ。なんだか「さあ! 頑張って職探そうよ!(あの時代は大変だったんだ)」といわれてるみたいで。。。
観たタイミングが悪かったんだと思います。ちょっともったいなかったかもしれません。
それでも「ただ歌うためだけに生きている」というパウラの言葉には魅せられましたね。つまぶきのどもり具合との対比がきれいに描ききれていて、映えていました。
パウラの設定自体に何らの無理も感じなかったのは、ひとえに自分の交友関係によるものだと思いました(笑)。N式の方はともかく、あんな人珍しくないですよね。少なくとも、「世界一の合衆国軍」が躍起になるほどには。