今日は名曲「愛しいロシア」を紹介します。
私はラジオで放送されたものを何度も再生・録音を重ねたテープでこの曲を聴いていました。今から考えればその音質たるやひどいものですが、当時はそれをありがたがって聞いていたものでした。
また、当時は歌詞が今ほどところどころに表記されておらず、テープを再生してはノートに書き取るということをやっていた頃でもありました(世代が合えばきっと誰もが一度はしたはず)。そのメモを掲載します。
輝くことさえ忘れた街は ネオンの洪水*****の群れ
腐った野望の**黙りの中 見上げた夜空を切り刻んでいた** 夢のない
――よく分かりませんがものものしいですね。知ってる人はもう分かったかと思います(逆に知らない人は最後まで分からないかもしれない)が、先を続けます。
輝く星さえ見えない都会で 夜空に終わりを捜し求めて
この世にかざした細い指先 答えを探し求めている
揺れて揺れて今心が 何も信じられないまま
抱いていたのは ロ・シ・ア
揺れて揺れてこの世界で 愛することもできぬまま
悲しいほど鮮やかな 花びらのように
ロシア愛した君には ロシアしか好けない
ロシア抱きしめられない ロシア愛しすぎて
*参考資料はこちら
――メモをとりながら、歌詞としてのインパクトと、そんなにロシアが好きなのかと感心したように記憶しています。抱きしめられない理由は愛しすぎるほかに、ロシアが大きすぎるからだと理解していましたが、その前にある「抱いていたのはロシア」と整合せず、結局「揺れて揺れて――何も信じられない」とあるから(ロシアを愛するあまり)錯乱状態にあるのだと理解してました。
そしてロシアに夢中だから、(あなたのことを)「愛することもできぬまま」なのか、と。
間奏でリクエストのハガキが読まれてそこで録音を切っているので、この先はありません。もっともそれほど変化はないでしょうけども。
こじつけじゃないかという指摘はもっともかと思いますが、珍しく歌詞がほとんど聞き取れたことに加えて、本来の歌詞が自分の語彙に存在しなかったため、歌詞の方が違うという可能性は全く考えられなかったです。つまり、いかにロシアに結びつけるかというところから始まっているということです。
そして昨日の粉雪ではありませんが、この曲を「ロシア(左翼?)」と仮に名づけ、ただロシアじゃ足りないなと、「愛しいロシア」と命名して、何年も後にルナシーファンの友人にアルバムを借りるまでそのままだったということです。
その友人ともども周りから散々笑い者にされ、しばらくあだ名がロシアになったというのはよく聞くオチですね。
でも、実は今でも「ロシア」の方が良いんじゃないかとどこかで思ってるんでしょう。でなきゃいちいちこんなこと書かないと思います。
最後に、歌詞についてはその性質に鑑みて法には触れないと判断して掲載しています。二次使用を止めはしませんが、至るところに誤りがあるので使えないと思います。それと、もしあるのなら「ロシア」の著作権はLGに帰属しますので、「ロシア」のコピーはご遠慮下さい。誰がするかってね。
倉橋ヨエコのニューアルバムが知らないうちに発売されてました。また前作みたいなのだったら金の無駄なんで買うのは試聴してからにしたいのですが、マイナーの悲しみか、まず試聴なんてないですね(あるとしたらタワレコぐらいか)。もっとも、ブレイクの気配を見せていますが、そうなったらいよいよ聞けないでしょうね。そんなところでルナシーと繋がらなくても良いのに。