2006年01月25日

いつもアンカー

 こういう話は誰しもがします。すなわち、自分は幼稚園のときはかけっこでいつもビリだった。ところが小学校に入ってからなぜか足が速くなって2年、4年、5年の時にリレーの選手に選ばれた。3年の時は補欠だったけどたまたま足の速い奴ばかり自分のクラスに集まったためで、現に一周近い差を開けて圧勝だった。ところが突然太り出して、6年ではまさかの徒競走ビリ。そして二度と晴れ舞台へあがることは無かった。結局それほどの差はなかったってことなんだ、というようなこと。

 今日私の言うアンカーというのはそれのことではなくて、つゆどんのことですね。今日のバトンはムービーバトンです。少し書いてみましょう。

 Q:映画は好きですか

 この点についてはブログを始める前から記事を書こうとして(つまりこれを書くためにブログを始めて)、未だに書いてません。覚えてる限りでは最初から引っ張って未だに書いてない唯一のネタです。保留。まあ好きなんだけど。

 Q:今まで観た映画でベスト5を挙げてください

 書きたい映画はありますが、通して観たわけでもないし、これも挙げません。「これを観ろ」というほど(良い)映画をたくさん観ていない。よく分からないけど、読書量の少なさよりも遥かに大きなコンプレックスがあります。

 Q:好きな俳優・女優を5人挙げてください

 同上。しかし人間(俳優)は映画よりさらに見れていない。この人が出てるから良い映画だと決め打ちして映画を観に行ける人は人生の勝者だと私は思う。

 Q:一番最近に観た映画は何ですか

 「THE有頂天ホテル」 またこれは何とも当たり障りのない。
 劇場で映画を観たのは半年ぶりぐらいでしょうか。

 Q:観た感想を聞かせてください

 面白かった、と一言言えばそれで全て表せる映画なんですが、ここまでがあまりにも乾いたコメントなんで、ちょっと無駄口叩いてみます。

 のっけから細かいネタで仕掛けてきて(「ぼくんち2」らしい)、作者の意欲は感じられるのですが、コメディと聞くと構えてしまうのが人情で、ちょっとのことでは笑わない。それは他の観客もおおむね同様のようで、会場全体に構えたような、堅い雰囲気を感じました。それはもちろん、自分の笑い声で他の観客の迷惑にならないようにという配慮もあります。
 そんなことにお構いなくドタバタ劇は続いていくのですが、ネタを重ねられていくうちにだんだんと笑いがこらえきれなくなってくる。個人的には篠原涼子が台車に腹ばいになって漕ぐあたりでああもうこれは駄目だと、笑ってしまいました。
 劇場の笑い声は大きくなる一方なのですが、自分も一緒に笑いながら、ふと考えてみると、大声出して笑っても、それが障害になって(展開が分からなくなって)笑えないということがない。笑い声で俳優の声が聞き取れないということもない。ちょっとこれは恐ろしいな、と思った次の瞬間にはまた笑わせられている。それもその多くは展開が読めていて、その通りになるのに笑ってしまうという、いわゆる王道です。
 もう最後の方になると、それほどおかしくなくても笑けてしまう。こっちでは負けたとして、話に収拾がつくのかということが気になり始めます。それも計算ずくのようにストーリーは収束に向い、もの寂しさすら感じさせます。
 小さなストーリーをたくさん散りばめてそれらをあちこちつなぎ合わせるという手法も、それ自体はありふれていますが、結構入り組んでいて、しかし誰が観てもはっきり分かって、かつ笑えるとなると簡単ではないはずです。豪華なキャストも無駄遣いがなく、各キャラクターがそつなく描かれている。でも個人的には、(客が)笑う間を取っていることの方により驚かされました。これをやれば客がどのくらい笑うかということ、つまり作品を客の視線で観ることができないとこういうことはできない。それに加えて技術的な問題ももちろんあります。
 最後は歌だけで無理やり終わらせてる、というところまで笑えせてもらえますが、YOUの歌が上手いことに驚かされて、エンドロールの最後まで観させられてしまいます。
 映画館から出るまで、年明けから何日も過ぎていることに気付かなかった人は、私だけではないはずです。

 どうも自分は映画に求めるものが多すぎるのかも知れませんが、今回は2時間以上笑わせてもらえたという点だけで十分かもしれません。行こうと思っている方は是非どうぞ。劇場にまで行く必要はないと思っている方は、どうぞ間と雰囲気を掴みに足を運んでください。家で観たら一番良いところが曖昧になるおそれがあります。

 こんな感じでいかがでしょうか。

 Q ではこのバトンを5人の方にどうぞ

 だからいつもアンカーなんだってば。ごきげんよう。
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