なぜ有権者(とりわけ納税者)の大半がテレビを見られない時間に国会を開くのか。
私に推測できる答えは3つ。
@ 見られたくないから
A (納税者のことを)何も考えていないから
B とりあえず皆働いてるから自分たちも働いとかないと(文句言われる)
このほか思いつかない理由もあるでしょうが、共通して言えることは、どうせろくな理由じゃないということ。年金生活者は見られるだろうが、老い先短いし、耄碌しとるし、なにより、彼らの利害と政治家たちの利害は概ね一致する(「(自分が死んだ)あとは野となれ山となれ」)から大きな問題にならない。
よく「問題を先送りにする」という言い回しが使われるが、それはこういうこと。
「腹話術の人形みたい」とはよく言ったもので、口をパクパクさせてカンペを棒読みしているだけだ。どうでも良いけど。
そう、これがいかんのだ。どうでも良いと思うから、現役の納税者たちは唯一の権利行使たる投票を放棄して、思うがままに敷かれるのだ。……と、一応言うだけ言っておきます。
嫌になってチャンネルを変えるとアリ○の宣伝。消費者金融のCMが頻度、内容ともにややトーンダウンしたかと思ったら、ア○コアリ○ア○コ○リコ。
感情でものを言っても始まらんので、一点だけ。
「ホッとする保険」というコピーで売っているが、ホッとできない保険は、保険なのか? それをわざわざ言うということは、自分たちが(真っ当な)保険会社として認識されてないという自覚があるからだろう。その認識を払拭する手段としては、むしろ逆効果じゃないのか。「自分を信用しろ」なんてあれほど頻繁に言う奴を信じられるものだろうか。
かわいそうなのは従業員だ。あれだけ宣伝に使う金があるなら自分たちの給料もうちょっと上げてくれと、思わない方が不自然だ。
蛇足