2006年01月07日

アンコールまたは自己弁明・谷亮子

 本ブログへの検索ワードで「谷亮子が嫌い」等の語句が最近並んでいるので、無駄な弁明は承知のうえで断っておくと、私は別に谷選手が嫌いなわけではないです。会ったことも無い人に好きだの嫌いだのと言うのはおかしいというのがポリシーなんで、感情的な問題に関しては一切中立です。何とも思ってません。嫌いだと考えるエネルギーがもったいない。……なんて書いたらまた「それを『嫌い』というんだ」と評価されそうですが・・・難しい。

 いただいたコメントの一部に、「浮かれすぎ」との見方がありましたが、これについて私はどちらともいえないとの立場を採ります。今日はそれを書きたいと思います。

 1.少し前になりますが、北野武の「座頭市」という映画を観た時、友人が非難して「タップ(ダンス)はやりすぎだ」といってました。そいつは生活の一部に映画を取り込んでいるような奴なので、映画のねらいや意図を取り入れて自身の感性というフィルターで濾過して解釈することが、呼吸のように容易く、また無意識でできる人間です。
 一方私はタップの部分も含めてこの映画は高く評価しているのですが、それは必ずしも私個人が気に入ったという意味ではない。ただ、エンターテインメントをやるといって、本作品のように数多の、(それも恐らくは計算された)引きだしを用意されたらこっちは笑うしかないだろうという意味で、優れているということです。誰しもが自分の基準で観ているわけではない。ましてや座頭市をたけしがやる、という触れこみでは、バカ殿がオーバーラップする人ような人だっているだろう。本人も金髪でテレビ番組に出演している。これらの状況においては、映画の中でもかなりエンターテインメントの要素が高いことは観る側も意識に入れるべきだ(と私は思う)。それが作品をもっとも楽しむための(文字通りの)姿勢と考えるからですね(それは製作者のためでなく自分のためである)。そういう意味で私は創作に触れるとき、なるべく主観を排除しようする意識を働かせています。いくら排除しても排除しすぎることはありえないので、弊害はないです。

 これらのことから、友人の「タップは不要だ」という(恐らくは主観的な)意見に対して「イヤ必要だ」と反論することは、共通の土俵に立っていないので議論になりません。

 今回の記事に関連する一連の反響に対しても、これと同じことがいえます。
 つまり、私個人がこの場でだれそれが嫌いだと言ったところで、何の進展もない(と私は考える)わけです。面白くないというのも同義です。同じ考えを持つ者同士が騒ぎ合っても、あるいはそこへ反対の考えを持つ者が飛びこんで異を唱えたとしても、それが純粋に主観的である限り、議論にはならない。
 決してそういった反響やコメントを拒否あるいは拒絶する意図ではないです。私の発信がどのように受信されているのか、その一端に触れることができるという一点だけでも、そのへんの(作者個人の些細な)価値を既に駆逐していますので。ただ、私自身がそういった風に考えている、と捉えられるのは誤解だと。それだけのことです。

 2.次に、大勢に見られることに対する意識、というものもやはり求められると思います。分かりやすい例が、人気漫画作家が自分の思い描くストーリーを描かせてもらえず、編集側で読者の意図(要求)を汲んで話を捻じ曲げるというものです。この場合は意識ではなくて強制ですが、やはりカメラに映る姿が普段の自分と違う、というのは個人レベルでも往々にしてあることかと思います。

 そういうことを考慮に入れたとき、柔道と10をかけたとしても、あるいは10連覇のゲンかつぎと言いつつ実は彼氏の背番号だったとしても……まあ許容するにしても限界でしょうが、そこは1で述べた点と結びつけて理解頂きたいと思います。私は(主観的な問題としては)どちらでもない。例の選手が、柔道の振興とか、あるいは愛想は良い方が良いとか、諸々の事情を考慮の上での言動とは感じられなかったから前回その趣旨の記事を掲載し、それについて頂いた反響については賛成ですけども。

 などと偉そうに言ってみたところで、あれが自分の打ち込んだ競技の選手だったら私もやはりぶち切れてる(そしてその趣旨の記事を過去に掲載している)ので、弁明する資格があるかどうかすらあやしいLGでございました。

 結論:1.知らない人を嫌いだと思うことに価値がないから考えない。
    2.結果、どちらでもない。
    3.だから「LGは谷亮子が嫌いだ」という命題には偽と答える(言うまでもなく「好きだ」という命題にも偽と答える)。

 今夜はこの辺で。失礼します。(この記事は1月8日 02:31 に書かれました)
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