2006年02月28日

長ければ納得するのか?

 判決理由が短い判事、退官へ。記事はこちら

 この記事を読んだだけなので、何とも言えない(情報が足りない)んですが・・・
 判決理由が「短い」というのが「(再任)不適当」の理由になるというのは、判然としないですね。
 「司法のしゃべりすぎ」という新書は、仕事場で見たことはありますが、読んだことはありません。オビを見た感じやや過激かなとの印象をうけましたが、オビなんで何とも言えません。

 つまり勉強不足で、この人が具体的にどういう主張をしているかは知らないのですが、基本的な発想として、無駄に長すぎるという点は同感です。大学1年生のとき、判例を読みはじめた途端、瞼が極度に重くなった記憶がありますが、あとから友人に聞いても大抵皆そうですね。
 法律学は、学問には違いありませんが、自然科学と違って、はじめから人間の手で構築されたものです。「人智を越える」ということは有り得ないし、あってはならない。そして広く一般市民を統制するものである以上、できる限り分かり易いものでなければならないと思います。

 だから、論理的か、明確か、結論が妥当か、が判決理由の評価の判断基準の要であって、長いか短いかは問題にならない、むしろどちらかと言えば短くて済むのなら短い方が良い、と思うのですが。
 もっとも、記事には「訴訟当事者からの苦情も多く」とあり、省きすぎでスカスカになっていた可能性は否定できません。どうせ負けた側の弁護士が管を巻いてるんだろうと言ったところで、「判決理由というのは、負けた側(を説得させる)のためにある」(裁判官だったゼミの先生が言っていた)という真理は否定できないのだから、第三者からみて足りてたとしても解決にはならない。

 本はともかく、判決を読めばもう少し中身のある議論ができるんですが、それにしても退官というのはどうなんでしょうねえ。
posted by LG18 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律のはなし・受験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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