2006年04月27日

こんなことを書かすなよ

 共謀罪が明日の衆議院法務委員会で通過される見通しです。もちろん与党の独断です。

 分かり易く言えば
 A「あのコ可愛いよな〜」
 B「いっぺんやってみたいよなー」
 A「そうだよなー、押し倒してでもやってみてぇ」
 B「ホントだよなー」
 これだけで逮捕です。起訴です。保釈金は3億円です(それはない)。妄想を口に出すことも許されない、素晴らしい世の中です。

 実際にそうなるかどうかは分かりませんが、逆に言えば実現するかもしれないし、実現する方向へ向けて動いていることは間違いありません。一党が勝ちすぎるとロクなことがないんですよ、全くもって。「二党体制」なんてマスコミがはしゃいで、何も知らない馬鹿どもがそれで良いんじゃないかなんて言って、にわかにそちらへ走りだしてるけど、二党あるうちの両方が今回みたいにとち狂った方向へ走り出したら誰にも止められないんですよ。ましてや民主党なんて自民党より自民党なところがあるんだから、全くもって冗談じゃないですよ。ついこないだ選挙権を得たばかりの若造にこんなことをいちいち書かすんじゃないよまったく。
 どさくさにまぎれてサバ読みましたLG18ですこんばんわ。結婚は電撃、浮気は発覚、年齢詐称は疑惑です。あくまで疑惑どまりです。

 ちょうど去年の今ごろ、個人情報保護法案について私も一言書きました(*注:去年張ったリンクは切れているので、こちらで探してください)が、施政者(与党)は時々訳の分からない法案を力ずくで通そうとするので油断はなりません。現に小渕内閣は通しましたしね。バカなふりをしてる奴ほど油断ならんということですよ。その次の首相は本物でしたけどね

 今回の共謀罪のねらいもやはりわけがわかりませんが、私なりの解釈を以下に続けたいと思います。興味のある方は続けてお読み下さい。はっきりいって、私もこんな(ナンセンスな法案について解釈するなんていう)くだらない記事を書くより、桜井幸子の離婚について友人とゆっくり話がしたいんですけどね。

 最初に断っておきますが、ここはLG18という素性も得体も知れない奴が個人的に掲載しているブログです。情報の誤りについて、報告していただければ修正にやぶさかではありませんが、責任は負いません。

 まず、共謀について現段階でどういう取り扱いがなされているかというと、実際に犯行が行われた場合、共謀の段階で参加していた者に共犯として実行犯と同種の罪が成立するということになっています(共謀共同正犯という。共同正犯というのは、いわゆる共犯であり、複数の人間が共同して犯罪を実行することをいいます)。
 具体的には、麻原こと松本智津夫に対して地裁の死刑判決が確定しましたが、彼自身が手を下したわけではない。殺人罪は「人を殺した者は――」とあるので、殺人罪(の共同正犯)として処罰するのは、理論的にはおかしいことになる。
 もちろん、指示したことを罪に問うことはできます(共犯の一種で、教唆犯という。麻原の場合、殺人の教唆犯に該当する)。しかし、日本の実務では、教唆犯を適用するケースは極めて少数で、教唆にあたる場合も共同正犯として処理されるのがほとんどです。
 因みに、ここでいう共同正犯とされる「指示」の範囲は非常に広範で、ゴルフをやっていた暴力団のお偉いさんが、他に回っていたゴルフ客が騒がしい状況で、クラブを構えながらアゴを傾いだところ、それを見た組員が騒いでいたゴルフ客を暴行した事案について、裁判所は、お偉いさんがクラブを構えながらアゴを傾いだ行為が指示にあたるとしています。
 「そりゃまあ指示だろう」と納得してる場合じゃないですよ。アゴを傾いだ行為が、組員と一緒になって殴ったのと同じだと判断してるわけです。これはさすがに無茶だと私は思います(そんなことを言い出したら暴力団のお偉いさんというだけで何もできないじゃないか)。それほどに、共同正犯における「共同」の意味は拡大されています。正犯であるという点に注意してください。

 以上の共謀に対する現時点での取り扱いを踏まえたうえで、今回の「共謀罪」の目的を考えると、これは実行以前の時点で罰するということにつきます。上の事案に当てはめると、アゴを傾いだら罪です。冗談じゃないです。本当にそういうことになります。これは最早、暴力団の組長になること自体が罪だと言ってるのと同義です。
 別に私は暴力団の肩を持つわけではなくて、まだ何もしていない(ナイフで人を殺そうと思った人間がナイフを購入することすらしていない)段階で逮捕するということがどういうことか。ここから先は私があえて言うこともないでしょう。
posted by LG18 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律のはなし・受験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。