2006年08月03日

大人の階段 3%

 三つ目の口内炎は、できてません。
 その代わり、靴づれができました。

 ――とリアルにくだらんことを書き連ねていても仕方がないので、一筆。

 昨日、亀田興毅の試合をテレビで観ました。1Rから最終Rまで、1秒たりとも目を離さず。
 なんてことを書かなきゃいけないのが情けないですが。

 私は試合を観おえた後、非常に僅差だが興毅の勝ちだと判定しました。ただジャッジが何をもってポイントとしているかは不明な点もあるので、実際の判定が出たときは納得というより安堵(亀田が勝ったことに、ではなく、私の観た限りでの正確な判定を下してくれたことに対して)の気持ちが強かったです。

 さて、驚いたことに翌朝職場で囁かれるには、97%の人間があの試合の判定はおかしいという。TBSに抗議が5万件とか6万件とか。テレビでも口だけしかないような人間がいい加減なことを。全くもって馬鹿馬鹿しい。

 抗議や文句を(公的に)垂れる人たちへ、まず始めに言っておきたいことは、お前らそんなにボクシングを観る眼があるのかということ。普段からボクシングを観てるのか。名城戦は観たか、日本タイトルは、3回戦は定期的に観てるか。あの試合に限っても、最初から最後まで眼も離さず観たのか。冷静に振り返ってみたか。
 プロの審判に対してそこまでものを言うなら、そのくらいは当然だと思いませんか。観もせずにものを言うような人間は無責任です。当たり前だ。

 観たという方に改めて問いますが、あれは「絶対に」どちらかの勝ちだ、と言い切れるような試合だったか。失礼な言い方だが、素人でなければそうはいえないことは誰でもわかります。その意味では亀田が負けでも誤りとはいえない。しかし反対に、勝ちだからと言って抗議するようなことにもならない。

 私は昨日の試合まで、亀田(兄弟)の試合は全て八百長だと思ってました。確かにガードは高いが、口でいう1割の実力もないと。世界タイトル戦でバケの皮がはがれるから、醜いKO負けを見てやろうと思ってました。
 案の定、1Rからダウンを喫したのでやっぱりな、と思っておったんですが。

 (素人も含めて)亀田の負けだという人は、恐らく私と同じように、程度の差はあれ亀田の実力に不信を抱いているという前提で、1Rと11、12Rで判断しているのだと思います。確かに終盤の2Rもポイントは取られていた。しかし、中盤は完全に亀田ペースだった(文句を言う人のほとんどはこれが分かっていない)。特に8、9Rは(相手は老獪だったから、観慣れた人でないと分からないだろうが)ボディーで相当ダメージを与えて、相手はあきらかに逃げていた。ロープに詰めてラッシュをかけたのも2度3度あった。昔のようにダウンを絶対的につけるポイントでないので、最終ラウンド次第だな、と思ったら、亀田が持ちなおして互角だった。地の利を考慮すればあるいは……とも思ったが、後から振りかえったらあれは勝ち試合だったな、と。
 まあ負けていればそうは思わなかったかもしれないが、どっちにしても抗議が殺到するような内容ではなかった。亀田の精神力の強さが光った、良い試合だった。

 言うまでもなくその前後のパフォーマンスは到底見れたものじゃありませんが。名城ぐらいスパッと勝ってからでも遅くはないだろうし。まあ、嫌われるのも一つの才能なのかなと、参考にはなりますが。
この記事へのコメント
TBどうもありがとうございます。僕も、試合終了後、僅差だけど「何とか勝てたかな」と思いました。あの勝利に「疑惑」を感じるものなど僕には何もありません。正直、今でも彼の実力には疑念を抱いているんですが、「ハートは本物」だということは十分わかったんで、これから応援しようと思います。
Posted by ハム太郎 at 2006年08月05日 15:11
 コメントありがとうございました。全く同じ意見です。大口叩くだけの実力は怪しいが、精神力は確かだ。
 今回のバッシング自体は愚にもつかないというのが本音ですが、ストイックを隠すためとは言え、執拗とも言える過剰なパフォーマンスやビッグマウスについては、招く必要のない誤解や疑惑を生む一因となったことも事実だとは思います。
 もっとも、だから止めろというつもりはなく、言いたいことを言えば良いと思うし、私個人が不快に思うのも避けられないですが、一人くらいあんなのがいても良いかとも思います。
 以前も記事に書いたことがある(06/6/24)んですが、最近の日本人は感情に流されて、物事を冷静に判断する力に欠けている気がしてなりません。昔のことを詳しく知っているわけではないですけども。
Posted by LG18 at 2006年08月07日 01:36
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