2005年05月26日

ジョニーと鳥たちと魚。

 昨日書いていた面接はダメでした。法律事務所の事務員の正社だったんですが。
 はっきりそう言われたわけではありませんし、この先に書くかどうか分かりませんが読んでいただければあながち絶望的というわけでもないです。ただ、私がもうダメなのです。水族館にたまにいる、横になってる魚のようです。泳いでいるというより流されているだけといった方が正確な、アレです。
 以下、英訳文風に書いてみます。

 ジョニーは面接のヤマを外した。それは彼にとってまったく致命的なミスだった。彼は法律の知識を詰め込む代わりに、お辞儀の練習をしたり、靴を磨いたりすることに熱心だった。彼はそれを当然のことだと考えていた。だから彼は、面接に行く途中にリクルートの鞄を新しく買うことも全くためらわなかったし、それによって面接試験が成功するものと確信していた。しかしながら残念なことに、ジョニーは夜が明けて鳥たちのさえずりを聞くまで懸命にそれらのこと――すなわち、履歴書や、自己PR書など――を準備したにもかかわらず、それらの準備はほとんどが役に立つことはなかった。
 彼が面接試験で面接官に問われたことは、純粋に――そう、ただ純粋に――法律の知識だけだった。たとえば「争点効と既判力の違いは?」だとか、「(簡裁の)陳述擬制を説明してください」だとか。それはジョニーにとっては全く予想だにしない展開だった――もっとも、後から考えれば当然のこととも思われるのであるけれども――。もし彼が昨晩「面接必勝法」という本の代わりに「民事訴訟法」の教科書を読んでいれば、彼の面接は成功していたに違いなかったのだ。
 ジョニーがそれらのことを後悔したときには、すでに面接は終わっていた。

 というわけです。それでも、彼が書いた履歴書の――って、まだジョニーが抜けてませんが(笑)、小説書いたことがあるというくだりにはひどく食いつかれてしまいました。本人が困惑するほどに。小説っていったって、ほとんどまともに書いたことないし。ただクラブに所属して事務仕事してました、というのを「アピール」(今となってはこれほどに虚しい言葉もないが)したかっただけなのにねえ。
 それで過去に書いた小説と(法律の論文問題の)答案を郵送させられるハメになったわけですよ。もっとも、答案の方は「君のその知識では答案と呼べるようなものではないだろうが」みたいなこと言われて笑われましたけどね。

 確かに予備校の答練は23点(注:分からない方へ。かなりしょぼい点です。)の山ですけどね。そこまでバカにされて黙ってるわけにはいかない。
 で、即お礼状書いて送りましたよ。礼儀と形式はきちんと踏んでますが、中身はほとんど果たし状です。
 「今日、○○様(面接官の名前)の問われた、ごく基本的な法律知識(注:事実です)すら何一つ正確に答えられなかったことに関しては、深く恥じ入っております・・・(略)・・・私は今日の経験を忘れることなく、臥薪嘗胆の思いを持って勉強に励み、もし再びお目にかかる機会がございましたら(内心:こっちから願い下げだが)今日のような失態は決して繰り返さないことを――少なくとも争点効と既判力の違いは答えられることを――お約束します。・・・(略)・・・本日はありがとうございました」

 一人でビリヤードへ行っても疲れただけでしたが、ここへぶちまけたら気が晴れました。何よりもそこで働く事務員さんの顔に「悪いことは言わないからこんなところで働くのは止めた方がいい」と書いてありました。まぁこの業界はどこへ行ってもそんなものかもしれませんけどね。
posted by LG18 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常・全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/3930397

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。