LG18の少女漫画に対する態度として、4つの段階に区分して考える事ができます。すなわち、少女漫画に触れる機会がない(無視)、なんであんなに目ェでかいねん(敵視)、なんか最近売れてるらしいなあ(黙認)、「萌えカレ!!」は最後の一本線を結んでこそ本当の三角関係だ!(容認)
さて、一話も読まなくても大筋でストーリーが掴めるこの話、私の力みがちな主張は20年以上も前に、すでに少女漫画界のオバケ漫画で実演されていました。そのころ私はなんにも知らずにクック・ロビン音頭を踊ってたりして。いやはや。
・・・話をもとに戻しまして、少女コ○ックは初恋→初キス→初*の流れを3号連続で特集組んでやってます。つい先日発売された最新号は初キスの号で、どこめくってもぶちゅぶちゅやっておりました。少女漫画では(業界でも)とくに作者の思い描くストーリー展開を描かせてもらえないという話はきいたことがありますが、これではほとんど宗教と同じですね。次号はとにかくやってしまって、それでクリスマスどうぞごゆっくり、という。無視も敵視も黙認も、そのカテゴリーを振りきってしまいました。もうどうにでもしてください。
そのくせ最後の一線は結ばれないんだからおもしろくもなんともない。「No.1(自称)」ってこんなもんですかね。
――とまあ、感情的にはどうにも認め難い業界ですが、落ちついて考えれば少年漫画より情報統制(画一化)の色がはるかに濃い少女漫画雑誌(今月号のちゃおとりぼんとなかよしは、表紙に全く見分けがつかない)は、いずれ女性誌に流れを汲む布石(あるいは青田買い)なのかもしれません。そしてそれ(を受け入れるの)が女性の特性なのでしょう。いやはや。
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