2007年02月11日

寝ている頭の方がセンスが良い

 私は飼い犬を連れて散歩から帰ってきた。すると門のところで老犬が待ち構えている。飼い犬の老後の姿をした老犬である。飼い犬は老犬に見向きもせずに、すれ違って門を入っていった。
 門に括られていた老犬は私に甘えてきた。年のわりには執拗だった。私は受け流しながら、少し困惑した。老犬はのどが渇いているらしいので、めだかの泳いでいる蹲(つくばい=庭に置く用の大きな壷のようなもの)を門のところまで運んでやった。すると老犬は鼻を深く水に浸し、口を開いて人間のようにがぶがぶと水を飲み始めた。傍で見ていて明らかに飲み過ぎであるが、それでも老犬は水を飲むことを止めなかった。
 そのうち、老犬は蹲を倒してしまった。私は土の上でぴちぴち跳ねるめだかを一匹づつ拾い、蹲の中に戻していった。半分ほどは頭がなく、いかなごのくぎ煮のようだった。老犬は、めだかを拾おうと屈んでいる私に乗りかかって甘えてきた。年のわりには元気だった。

***

 目が覚めて後一時間ほど、飼い犬が先月死んだことを忘れていた。若い頃(「飼い犬」)は可愛がってやったこともあったが、最後数年(「老犬」)はほったらかしだった。犬が夢で語りかけてきたというのではなく、私の心の問題だ。
posted by LG18 at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

発色試験薬

 繁華街に一件、出店がぽつりとあって、「カラーテス」と書いてあるように見える。逆さに読んでもステーラカ。何を売っているかは匂いで分かるが、カラーテス。
 きっと「カラーテスターがおまけでついてくる」っていうのを書ききれなかったんだな。

***

 井川投手が現地で取材を受けて。
 通訳←記者「ポサダ捕手とのコミュニケーションはどうやって取るか?」
 井川「イヤ、普通に……、言葉で。」
 通訳「…I'm training English.」
 記者「Hum」
 通訳って大変な仕事だなあと改めて思いました。一方で井川は、ちゃっかり結婚なんかしてたりして。

 私もどちらかというと井川のような物言いをするので、社会では肩身の狭い思いもしていますが、こういうものはなかなか修正がきかないものです。言葉には気をつけないと。

***

 カラーテスターは、口に入れる(ための)ものでありながら「飲み込んだら寿命が縮まる」と自分たちが囃したてるのを、先生もあえて止めなかった。のちに「発ガン性物質を含む」と(先生から)聞かされて、使用しなかったこともありました。
posted by LG18 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 日常・全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

読む方にさえ支障なければ。

 知らないうちにブログが一新されていて、自分のCSS(外枠)が(新しく)使えなくなっていた。

 どうということはないけれど。
posted by LG18 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとこと・つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月28日

While you are sleeping

 先日、仕事をサボって裏でテレビを見てました。何気無くチャンネルを回していると、国会中継で首相が所信表明演説をしている。何となく聞いていて、ふと思い当たりました。

 なぜ有権者(とりわけ納税者)の大半がテレビを見られない時間に国会を開くのか。

 私に推測できる答えは3つ。
  @ 見られたくないから
  A (納税者のことを)何も考えていないから
  B とりあえず皆働いてるから自分たちも働いとかないと(文句言われる)
 このほか思いつかない理由もあるでしょうが、共通して言えることは、どうせろくな理由じゃないということ。年金生活者は見られるだろうが、老い先短いし、耄碌しとるし、なにより、彼らの利害と政治家たちの利害は概ね一致する(「(自分が死んだ)あとは野となれ山となれ」)から大きな問題にならない。
 よく「問題を先送りにする」という言い回しが使われるが、それはこういうこと。

 「腹話術の人形みたい」とはよく言ったもので、口をパクパクさせてカンペを棒読みしているだけだ。どうでも良いけど。
 そう、これがいかんのだ。どうでも良いと思うから、現役の納税者たちは唯一の権利行使たる投票を放棄して、思うがままに敷かれるのだ。……と、一応言うだけ言っておきます。

 嫌になってチャンネルを変えるとアリ○の宣伝。消費者金融のCMが頻度、内容ともにややトーンダウンしたかと思ったら、ア○コアリ○ア○コ○リコ。
 感情でものを言っても始まらんので、一点だけ。
 「ホッとする保険」というコピーで売っているが、ホッとできない保険は、保険なのか? それをわざわざ言うということは、自分たちが(真っ当な)保険会社として認識されてないという自覚があるからだろう。その認識を払拭する手段としては、むしろ逆効果じゃないのか。「自分を信用しろ」なんてあれほど頻繁に言う奴を信じられるものだろうか。
 かわいそうなのは従業員だ。あれだけ宣伝に使う金があるなら自分たちの給料もうちょっと上げてくれと、思わない方が不自然だ。

蛇足
posted by LG18 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 思うこと・主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

忘れていた、というわけではないが。

 今年の目標。
 ――を考える前に、せっかく去年書いたものがあるから、それを振り返ってみる。今まで目標を立てたことは何度もあるが、振り返って達成度を検討したことがなかった。立てっぱなしはいけない。
 ――と真面目ぶっても何も変わっちゃいないLG18ですこんばんわ。久しぶりだと決まり文句も書きづらい。

 去年の目標はこちら

 1 友人と絶縁するようなハメには……なっていない。絶縁するほど友人がいない、って、ネタ被ってる上に、一年経っても変化なしかい。いやいや、去年新たに友人が数人、それも女の子ばかり。うへへ。……しかし「数人」はサバ読んでるだろう。ともあれ目標達成。

 2 試験に受かる →失敗。但し就職したので、現段階での収入は目指していたどの試験に受かるよりも多い。どちらとも言えない、としておこう。

 3 時間を有効に使う →まあ一応達成か。どっちでも良い(投げやり)

 4 一年を振り返って―― →どうだろう。友人から見たらきっと、多数が良いと(お情けも含めて)言ってくれるだろうから、まあ良いだろう。

 振り返ると、去年はかなりいい年だったらしい。それまでがひどすぎたからそう見えるだけかもしれないが。試験に落ちた日に就活に出て、1社だけ当たってすぐ働けた。一年(の自分の行動)を一文で済ませられるというのは、幸せなことだろう。愚痴は一文では済まないだろうから。

 今年の目標は……一年を一文で表せること、にしよう。なるべく短く。
posted by LG18 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとこと・つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

「顔近すぎ」ってよく言われます。

 この仕事(葬儀屋)を初めて間がないが、因果な商売だと思うことは少なくないし、周囲からもそう言われる。

 未だ掴みきれないものは、客との距離の取り方だ。親しい人間を亡くした人たちに自分がしてやれることは、何もない。と言って、金貰って遺体を処理するビジネスであることは紛れもない事実だが、それだけでは葬祭業を全うしたとは言えない。
 自分には何もしてやれないと分かっていながら、それでも相手のためにできる限りを尽くさねばならない。それは言うほど簡単なことではない。客によって望むものが異なることは他のサービス業と変わらないにしても、事態が事態であるから、取り返しがつかない(それがやりがいでもあるわけだが)。

 これはかつて、自分が(趣味で)していたことと同じだと気付いた。他人の力になりたい。しかし自分にその他人を救える力など、あるはずがない。結果、その人を傷つけたのみで終わってしまって、あとに虚無感だけが残った。
 あのときと今の仕事の相違点は、相手が割りきっていて、その明確な範囲内でのみ自分のサービスを求めるということと、自分の側にそれを処理するノウハウが確立していること。人付き合いもそうすればスムーズだし、むしろ自分もそれを肯定しているぐらいだが……

 気がつくと、同じことで悩んでいるらしい。因果というより、むしろ輪廻か。
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